10:06 a.m.
XEmacs の packages にもある APEL の poe.el の中で
(defun require (feature &optional filename noerror) ...)
という FSF Emacs 20.4 以上と同じ第三引数を持った require が定義されて
いるのですが、往々にして efs.el にある efs-require で上書きされて、
XEmacs 本来の
(require FEATURE &optional FILE-NAME)
という仕様に戻されてしまいます。
;; 話しによれば jam-zcat もそうらしい、しかも FSFmacs で使った場合もそ
;; うなるようなのですが、jka-compr の守備範囲に require はありません。
ですから、あるプログラムに
(require 'foo nil t)
と書いてあったとすると、現在これを確実に XEmacs で使うためには、efs の
後で poe を load する必要があります。しかし、そんな制約があるのは好ま
しくありませんし efs が不要な人にとって efs 本体は重いものです。
で、以下は実行を伴わない個人的な意見ですが、:-p
・XEmacs の built-in 関数の require を FSFmacs に合わせてもらい、かつ
efs もそれに同期して変更してもらう。
というのが最上解ではないかと思うのですが、いかがなものでしょうか?
;; どなたかやって下さると嬉しい。(^^;;)
とは言うものの、FSFmacs と XEmacs (加えて古い Emacs) 共用のプログラム
を書く場合は、今後も require の第三引数は使わないようにするしかなさそ
うです。
;;; 上野さんへの私信で「やってみる」と書いたけれど、こんな状況だとは
;;; 思いませんでした。(^^;;;)
--
Katsumi Yamaoka <yamaoka(a)jpl.org>
11:39 a.m.
Katsumi Yamaoka <yamaoka(a)jpl.org> writes:
ですから、あるプログラムに
(require 'foo nil t)
と書いてあったとすると、現在これを確実に XEmacs で使うためには、efs の
後で poe を load する必要があります。しかし、そんな制約があるのは好ま
しくありませんし efs が不要な人にとって efs 本体は重いものです。
で、以下は実行を伴わない個人的な意見ですが、:-p
・XEmacs の built-in 関数の require を FSFmacs に合わせてもらい、かつ
efs もそれに同期して変更してもらう。
というのが最上解ではないかと思うのですが、いかがなものでしょうか?
私もそう思います。
;; どなたかやって下さると嬉しい。(^^;;)
;; 言いだしっぺの法則というやつでしょう。:-)
--
Yoshiki Hayashi
12:28 p.m.
>>>> "KY" == Katsumi Yamaoka
<yamaoka(a)jpl.org> writes:
KY> という FSF Emacs 20.4 以上と同じ第三引数を持った require が定義
KY> されているのですが、往々にして efs.el にある efs-require で上書
KY> きされて、XEmacs 本来の
そういえば、 APEL は efs のように docstring に 「この関数に APEL による
変化がある」というコメントを導入した方がよいでしょう。
--
University of Tsukuba Tennodai 1-1-1 Tsukuba 305-8573 JAPAN
Institute of Policy and Planning Sciences Tel/fax: +81 (298) 53-5091
_________________ _________________ _________________ _________________
What are those straight lines for? "XEmacs rules."
1:14 p.m.
>>>> In [apel-ja : No.00417]
>>>> "Stephen J. Turnbull" <turnbull(a)sk.tsukuba.ac.jp> wrote:
そういえば、 APEL は efs のように docstring に 「この関数に APEL に
よる変化がある」というコメントを導入した方がよいでしょう。
はい、ぼくは、
;; efs 無し
`require' is a compiled Lisp function
(require FEATURE &optional FILENAME NOERROR)
;; efs 有り
`require' is an alias for `efs-require', a compiled Lisp function
(require FEATURE &optional FILENAME)
元の require がどこにあるのかわからなくて、lisp/ や xemacs-base/ の下
を探してしまいましたので (^^;;)、少なくとも docstring に出どころが poe
であることだけでも書いておいた方が良いかもしれませんね。でも、なぜ
`vm' is an interactive compiled Lisp function
-- loaded from "vm-startup"
(vm &optional FOLDER READ-ONLY)
の "vm-startup" のように、出どころが表示されないのでしょう?
;; この vm は XEmacs package のものとは違う、自分で compile したもので
;; す。ですから auto-autoloads には入っていません。
今日はこれにて。
--
Katsumi Yamaoka <yamaoka(a)jpl.org>
1:54 p.m.
>>>> "KY" == Katsumi Yamaoka
<yamaoka(a)jpl.org> writes:
KY> ;; efs 無し
KY> `require' is a compiled Lisp function
KY> (require FEATURE &optional FILENAME NOERROR)
まぁ、 APEL 有り。
KY> 元の require がどこにあるのかわからなくて、lisp/ や
src/fns.c (**;;
ところが C-h f si:require で見付けられるのです。
KY> xemacs-base/ の下を探してしまいましたので (^^;;)、少なくとも
KY> docstring に出どころが poeであることだけでも書いておいた方が良い
[...]
KY> 出どころが表示されないのでしょう?
へんですね。
ふむふむ、 builtin のドックと poe の LISP で定義されたドックとの関係のバ
グかも知れません。でも他のファイルで defun し、それをコンパイルしてロードす
ると C-h f require でちゃんと出どころが表示されているのです。
僕もあたまにきたのですが…
おやすみなさい！
--
University of Tsukuba Tennodai 1-1-1 Tsukuba 305-8573 JAPAN
Institute of Policy and Planning Sciences Tel/fax: +81 (298) 53-5091
_________________ _________________ _________________ _________________
What are those straight lines for? "XEmacs rules."
3:18 p.m.
>>>> In <yosu7l7mdv5e.fsf(a)jpl.org>,
>>>> Katsumi Yamaoka <yamaoka(a)jpl.org> wrote:
でも、なぜ
`vm' is an interactive compiled Lisp function
-- loaded from "vm-startup"
(vm &optional FOLDER READ-ONLY)
の "vm-startup" のように、出どころが表示されないのでしょう?
See [tm-en:1991]
... ではほとんどの人が確認できないと思うので説明します.
(defun foo () ...)
のような一番外側の defun は
(defalias 'foo #[...])
のように defalias に byte-compile されるのですが,
(or (fboundp 'foo) (defun foo () ...))
のような内側にある defun は
(byte-code "...")
の中で (fset 'foo ...) に相当する byte-code に byte-compile されます.
defalias は load history を update しますが, fset は update しません.
describe-function 等は「出どころ」を load history で調べています.
APEL の def*-maybe は load history の update をするようになっているの
ですが, 何らかの理由で def*-maybe を使うことができない場合には自前で
update してやらなければいけません.
ではなぜ APEL の require の定義が load history を update していないか
というと... すでに記憶がないのですが, 多分単に忘れていただけでしょう.
(^^;
2000-10-06 Shuhei KOBAYASHI <shuhei(a)aqua.ocn.ne.jp>
* poe.el (require): Update `current-load-list'.
require が load history に登録されると, (unload-feature 'poe) により
require が消えてしまうのですが, この変更以前から他にも致命的なものが
消えてしまうようになっているみたいなので気にしないことにします(^^;
--
Shuhei KOBAYASHI
2:23 p.m.
返事が遅くなりました。小林さん、フォローありがとうございます。
>>>> In [apel-ja : No.00420]
>>>> Shuhei KOBAYASHI <shuhei(a)aqua.ocn.ne.jp> wrote:
小林さん> (defun foo () ...)
小林さん> のような一番外側の defun は
小林さん> (defalias 'foo #[...])
小林さん> のように defalias に byte-compile されるのですが,
小林さん> (or (fboundp 'foo) (defun foo () ...))
小林さん> のような内側にある defun は
小林さん> (byte-code "...")
小林さん> の中で (fset 'foo ...) に相当する byte-code に byte-compile
小林さん> されます. defalias は load history を update しますが, fset
小林さん> は update しません. describe-function 等は「出どころ」を
小林さん> load history で調べています.
わかりやすい説明をありがとうございました。ついでながら、最近の Gnus が
片端から fset を defalias に変えている理由もよぉくわかりました。:-)
[...]
小林さん> + (setq current-load-list (cons 'require current-load-list))
[...]
小林さん> require が load history に登録されると, (unload-feature 'poe)
小林さん> によりrequire が消えてしまうのですが, この変更以前から他にも
小林さん> 致命的なものが消えてしまうようになっているみたいなので気にし
小林さん> ないことにします(^^;
了解です。ぼくとしては「出どころ」が明解になることを優先して良いと思う
ので、小林さんのパッチをそのまま APEL の main trunk に commit させてい
ただきました。で、問題無いですよね? → 皆様。
;; XEmacs の APEL package については今回は (少なくともぼくは) 見送りま
;; す。
--
Katsumi Yamaoka <yamaoka(a)jpl.org>
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