XEmacs と emcws パッチを当てた Emacs で共通な、EGG の diced-mode にお
けるデフォルトのキーバインドの話です。
辞書編集用のコマンド M-x edit-dict-item (SJ3 では M-x edit-dict) で現
れる diced-mode のバッファでは、デフォルトのキーバインドを故意に殺して
いるため、M-x はおろか、C-b, C-f, C-xo などのキーすらも効かなくなって
いるのが現状なのですが、ご不便を感じたことはありませんか?
そういうふうにした犯人は私で、本来の目的は self-insert-command を効か
なくすることだったのですが、デメリットの方が多いのではないかと思うこと
がときどきあります。
以下はデフォルトのキーバインドを活かすための設定の例です。
;; SJ3 の場合は "wnn" を "sj3" に書き換えて下さい。
(if (featurep 'xemacs)
(eval-after-load "egg-wnn"
'(set-keymap-default-binding diced-mode-map nil))
(eval-after-load "wnn-egg"
'(progn
(delete '(t . undefined) diced-mode-map)
(delete '(t . undefined) diced-mode-esc-map))))
XEmacs の egg-its package や emcws パッチを、デフォルトのキーバインド
を活かすようにする変更は今のところ考えていませんが、いかがでしょう?
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Katsumi Yamaoka <yamaoka(a)jpl.org>
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