>>>> <87puyjesir.fsf_-_(a)dp50.ecc.u-tokyo.ac.jp> にて
>>>> “Yoshiki”= Yoshiki Hayashi <t90553(a)m.ecc.u-tokyo.ac.jp> さま曰く:
Yoshiki> > これを当てる前は setup-japansese-environment() か
Yoshiki> > set-language-environment() を呼んだときに endless loop に陥っ
Yoshiki> > ていました。
Yoshiki> >
Yoshiki> > これを当ててからというもの、euc-jp や shift_jis な file は
Yoshiki> > コード判別ができないようです。autoconv-xmas を使えば OK の
Yoshiki> > ようです。
(略)
Yoshiki> を評価すれば判別は普通に行われるようになると思います。
Yoshiki> たぶん、他の言語環境でも壊れていると思いますので、それを修正
Yoshiki> してから xemacs-patches に送ります。
多分、元凶は私だと思うので、とりあえず
皆さんごめんなさい。
と謝らせて頂きます。(^_^;;;
補足すると、従来の language environment は Emacs 20.1/20.2 相当のもの
で、基本的に各言語毎の設定用関数で設定していました。しかしながら、
XEmacs のタイ語化に際し、code 流用の都合から、language environment を
Emacs 20.4 相当にしました。この時、CD-ROM の締め切りが迫っていたため、
過去との互換性とかに気を配る余裕がなかったのです(他の締め切りもあった
し)。patch を死蔵するよりはとりあえず xemacs-patches に送って、各開発
者の方々の御判断に任せるといったつもりだったんですが…。
さて、Emacs 20.4 相当の language environment ですが、
Yoshiki> # language-info-alist を使って設定しているのがなかなかわから
Yoshiki> # なかった。(^^;;
のように基本的に language-info-alist に設定した属性で各種設定が表現さ
れており、各言語毎の設定用関数で hard coding する必要がなくなりました。
このことは明らかに前進だと思われます。
問題の根本は Mule の kernel の一部まで mule-base という package に分け
られていて、XEmacs 21.1 と 21.2 という異なる Mule 実装間で共有しなけれ
ばならないことだと思います。1つの解は XEmacs Mule の進化を止めること
ですが、これは私としては残念な解です。
まあ、頑張れば何とかなるとは思いますが、そういうことを今後もやらないと
いけないんだとしたらなかなか面倒なことではあります。
今回の場合、私は XEmacs 21.1 にも新しい language environment の枠組を
入れるのが良いと思うのですが、反対意見も理解できます。
現在、kernel か mule-base かは dump するか autoload されるかで分けてい
ますが、もう少し論理的な単位で分け、現在 mule-base に入っている module
の大半を kernel に戻すのが良いのではないかと思います。
;; あるいは、従来 dump していた部分を、mule-base に移すという方向も考
;; えられます。但し、起動時に既に言語環境の設定がないと困るので、各
;; module を起動時に load するための枠組を考える必要があります。(拡張
;; 性の観点では、多分、この方法が優れていると思います。但し、Emacs と
;; の sync はしにくくなります)
ところで、今回の問題を現在の枠組の中で解決するなら、
(a) XEmacs 21.2 に対して行った修正の内、XEmacs-UCS などを除く部分を
21.1 にも施す
(b) mule-base の setup-*-environment の定義を 21.1 と 21.2 で分け、
21.1 用の互換 module 群を設け、21.1 では互換 module で定義した従来
型設定用関数を呼ぶ
ということになりましょうか。多分、(a) 案が良いと思いますが、(b) 案を採
らざるを得ないかも知れません。この場合、完全なものを作るのはそんなに容
易ではなく(というか、言語が沢山あるので面倒)、かえって不安定になるよ
うな気もしますが…。
;; 時間と国際人間競争力が足りないので、具体的な行動を起こせず申し訳あ
;; りません。(^_^;
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感じてたことさ ; 守岡 知彦 (MORIOKA Tomohiko)
ずっとずっと前から ; Email: <tomo(a)m17n.org>
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