;; 関係ないですが,ひょっとして山岡さんは,GNU binutils の ld とか
;; 使ってはりますか?
In the message "Re: xemacs-21.2.33 configure error"
<s8qitu5dvjt.fsf(a)jptkyienaga.ugsolutions.com>
Kazuyuki IENAGA <ienaga(a)ugsolutions.com> wrote:
> ぼくはついこの間まで環境変数 LD_RUN_PATH または configure option の
> --site-runtime-libraries= を設定していなかったのですが、現在は両方とも
>
>
/usr/local/lib:/usr/local/X11R6.4/lib:/usr/lib:/usr/ucblib:/usr/openwin/lib:/usr/dt/lib
>
> という値にしています。
個人的には /usr/ucblib は,本当に必要な場合以外では入れないほうが
よいと思います。
山岡さん,私は Redhat Linux 6.2J (libc 2.1.3)を使っていますが,特に
$LD_RUN_PATH, LD_LIBRARY_PATH の設定は無く,configureのオプション指定
も無く使えています.
私は SYSV 系のことしか分からないので Linux における shared library
の扱いがどうなってるかは知らないんですが...。SYSV 系 OS ではふつう
shared library を使う場合は,実行時検索パス (RPATH) を,-R (たぶん
Solaris のみ) や LD_RUN_PATH を使って binary に埋めこまなくては
いけなかったと思います。
;; OS によって微妙に違います。
;; ちなみに Solaris では -R のほうが LD_RUN_PATH より強いです。
かなりの SYSV 系 OS では,/usr/lib は RPATH に入れてなくても参照してく
れるので,/usr/lib の下に sym-link を作っておけば指定しなくてもよいとも
言えます。個人的には,やらないほうがよいと思いますが。
;; ちなみに LD_LIBRARY_PATH は,適切な RPATH が埋めこまれていない
;; 実行形式に対して,一時凌ぎのために使う変数。
どういう RPATH が埋めこまれているかは,
$ /usr/ccs/bin/dump -Lv (実行ファイル) | grep RPATH
とかすれば分かります。
> で、こんなに目一杯設定しておかなくても良いのではないかと思って、後の方
> から削っていったところ、すぐにくだんの PANIC が起こりました。
必要な library がある path が RPATH から消えたからでしょうね。
動作としては普通だと思います。
どの library が参照できなくなったかは,家永さんの仰言るように
config.log を見れば分かると思います。
--
津邑
The cookie has a scrap of paper inside. It reads...
``They say that chaotic characters never get a kick out of altars.''